こんにちは。就労継続支援B型事業所 明石ぜろぽじです😊
「日本の医療は世界一」と聞いたことがある人も多いかもしれません。
少ない自己負担で、必要なときに病院へ行ける。これは間違いなく、日本の大きな強みです。
しかし今、日本の医療は大きな転換点に立っています。
高齢化、医療費の増加、医療従事者の不足――
この先も今と同じ医療を当たり前に受け続けられるのでしょうか。
そのヒントとして、アメリカの医療制度を見てみると、日本の未来が少し見えてきます。
医療に最もお金をかけている国、アメリカ
アメリカは、世界で最も医療費を使っている国です。
国全体としても、個人一人あたりで見ても、他の先進国を大きく上回っています。
ところが意外なことに、
- 平均寿命
- 健康で過ごせる年数
- 医療への満足度
こうした指標では、アメリカは決して上位ではありません。
「たくさんお金をかけている=健康になれている」わけではない
これが、アメリカ医療の大きな特徴です。
なぜアメリカの医療は高くなってしまったのか?
理由はいくつかありますが、特に大きいのは次の2点です。
① 医療制度がとても複雑
アメリカでは、保険の種類が非常に多く、
- どの保険に入っているか
- どの病院が使えるか
- どこまで保険が効くか
が人によって大きく違います。
その結果、
医師や病院は「治療」だけでなく、書類や保険の手続きに多くの時間とお金を使うことになります。
つまり、
👉 医療そのものではなく「管理や手続き」にお金が流れてしまっているのです。
② 病院に行くのをためらう人が多い
アメリカでは、保険に入っていても自己負担が高いケースが少なくありません。
そのため、
- 痛みや不調があっても我慢する
- 病院に行くのが遅れる
- 結果的に重症化する
という流れが起こりやすくなります。
早く治せば軽く済んだはずの病気が、結果的に高額な医療につながる
これは、医療費が膨らむ大きな原因です。
では日本はどうなのか?
日本は今のところ、
- 国民全員が保険に入れる
- 比較的低い負担で病院に行ける
という、とても恵まれた仕組みを持っています。
しかし同時に、
日本の医療費は年々増え続けています。
高齢者が増え、医療が高度化すれば、これは自然な流れです。
ここで問題なのは、
「医療費が増えるから、自己負担を増やそう」という短絡的な方向に進んでしまうことです。
日本がアメリカと同じ道をたどると、何が起きる?
もし日本がアメリカに近い形になっていくと、こんな未来が考えられます。
- 病院に行くのを我慢する人が増える
- 不調を放置して、重症化する人が増える
- 結果的に医療費は下がらず、むしろ増える
- 「お金がある人ほど健康」という格差が広がる
これは、決して他人事ではありません。
日本が選ぶべき、もう一つの方向
アメリカの医療から学べるのは、
「医療は、治療だけでは成り立たない」ということです。
これからの日本に必要なのは、
- 病気になってから治す医療
ではなく - 病気になりにくい生活を支える仕組み
です。
具体的には、
- 適切な運動
- 食事・栄養
- 生活習慣の改善
- 地域で人とつながれる環境
こうしたものが整っているほど、
医療に頼りすぎずに、長く元気でいられます。
医療の問題は、私たちの「生活」の問題
医療制度の話というと、
「国の問題」「政治の話」と感じるかもしれません。
でも実は、
- 日常的に体を動かしているか
- 不調を我慢しすぎていないか
- 誰かとつながりを持てているか
こうした一つひとつが、
将来の医療費や、私たち自身の生きやすさに直結しています。
おわりに
アメリカは、医療にたくさんのお金をかけながら、
「健康を守る仕組みづくり」に苦労している国です。
日本は、まだ違う道を選べます。
その鍵は、
医療にすべてを任せるのではなく、生活そのものを整えること。
これからの日本にとって、
「どんな医療制度を選ぶか」は
「どんな生き方を大切にするか」と同じ問いなのかもしれません。


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