運動が「呼吸」と「不安」に効く理由 就労支援B型事業所 明石ぜろぽじ

「運動は体にいい」とよく聞きますが、実は“心”にも大きな影響を与えてくれます。 特に、呼吸の乱れや不安感があるとき、運動がその両方に働きかけるということが、近年の研究でもわかってきました。

今回は「なぜ運動が呼吸と不安に効くのか?」をわかりやすく解説します。


呼吸は“自律神経”とつながっている

呼吸は、無意識に行われるものですが、同時に“自分でコントロールできる”珍しい生理反応です。 これはつまり、呼吸を通して「自律神経のバランス」に介入できるということ。

・不安や緊張が高まると、呼吸は浅く速くなる
・逆に、深くゆっくりした呼吸はリラックス状態をつくる

このように、呼吸は心と体の“橋渡し”役なんです。


運動が呼吸を整えるしくみ

運動をすると自然に「呼吸が深く・大きく」なります。 身体が酸素をたくさん必要とするからです。

そして、運動後には

  • 呼吸数が徐々に落ち着いてくる
  • 心拍がゆっくりになる
  • 身体もリラックスモードに入る

この変化が、自律神経に良い刺激となり、呼吸のリズムを整える訓練になります。

とくにウォーキングや軽いジョギングなど、“リズムがある動き”は呼吸との相性がよく、心の安定にもつながりやすいのです。


運動が不安をやわらげる理由

研究では、週2〜3回の有酸素運動(ウォーキング・水泳・ダンスなど)を行うことで、

  • 不安感が軽減する
  • 気分が前向きになる
  • 睡眠の質が良くなる

といった効果が得られることがわかっています。

運動中は「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンやエンドルフィンも分泌されるため、 気持ちがスッと軽くなることもあります。


おすすめの運動習慣

では、どんな運動が呼吸と心に優しいのでしょうか?

・朝の散歩(5〜15分)
・ストレッチと深呼吸をセットに
・ 音楽に合わせて体を動かすダンスや体操
・ゆっくりペースのヨガやピラティス

大切なのは、「頑張りすぎないこと」。 まずは“気持ちよく呼吸できる程度”から始めてみましょう。


おわりに

呼吸と心は深くつながっています。 そして、運動はそのつながりを整える「自然でシンプルな方法」です。

不安が強いときこそ、少しだけ体を動かしてみる。 それだけで、呼吸が深くなり、気持ちが軽くなるかもしれません。

「動くこと」「呼吸すること」 このふたつを味方につけて、毎日を少しずつ整えていきましょう。

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