前回の記事では、「呼吸パターンとうつ症状の関係」についてお話ししました。 今回はその続きとして、「呼吸」が私たちの気持ちにどんなふうに作用するのか、もっと身近な視点でご紹介します。
「深呼吸してみて」と言われたこと、ありませんか? 実はそれ、気休めじゃなくて、ちゃんと効果があるんです。
ある研究で、大人の人たちが**1回20分未満の“ゆっくり呼吸”**をするだけで、不安な気持ちがやわらいだという結果が出ています。
しかも、特別な道具やトレーニングもいりません。 ただ「ゆっくりと、1分に6回くらいのペースで」呼吸するだけ。
目次
どうして効果があるの?
呼吸って、実は心と体のバランスに深く関係しています。 ゆっくりとした呼吸は、体をリラックスさせるスイッチを入れてくれます。
その結果:
- ドキドキや緊張が落ち着く
- なんとなく安心できる
- 気持ちが少し楽になる
という変化が起こるんです。
日常の中でもすぐに使える
この“ゆっくり呼吸する方法”は、さまざまな場面で取り入れることができます。 たとえば:
- 面談や作業の前に、1〜2分だけ深呼吸
- 不安が強いときの「気持ちの切り替え」に
- みんなで活動を始める前に、呼吸をそろえてリラックス
やり方はとってもシンプル。 「ゆっくり吸って、ゆっくり吐く」それだけです。
最後に
呼吸は、いつでもどこでもできる“こころの整え方”です。
気持ちがざわざわしているときこそ、まずは深呼吸。
私たちの取り組みの中でも、こうした呼吸のちょっとした工夫を大切にしています。
誰でもすぐにできることだからこそ、日々の安心につながります。
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